叢生の治療
不正咬合の例-1
20代の女性の患者さんです。
上下の歯並びがデコボコしています。奥歯の咬み合せと顎・顔面の骨格的な問題はありません。
しかし上下の前歯が著しく前方に傾斜して、口元の突出感も認められます。
以上のことから、上下の途中の永久歯を抜歯する治療方針を決定しました。
不正咬合の例-2
12才の男子の患者さんです。
上の歯並びがデコボコし、特に上顎前歯の二番目の歯は、両側とも逆咬みになっています。
下顎は軽度の叢生です。奥歯の咬み合せは上顎前突傾向が認められます。
また顎・顔面の骨格的には下顎前突傾向が認められますが、これは前歯の逆咬みの影響だと思われます。
口元の突出感は認められません。また上顎歯列には狭窄が見られます。
以上により上顎歯列を側方拡大し、途中の永久歯を抜歯しない治療方針を決定しました。